レルテック製品に関して高頻度に寄せられる質問と回答は次のとおりです。
治療器の設置/本体と付属品の接続
MD21
導子極板を治療器本体へ接続する際,マークバンドの色(赤/青)と接続方法の関係は?
ただし,「出力1」「出力2」それぞれに接続する導子極板AC・導子極板YDのマークバンドの色は必ず揃えてください―「出力1」に接続する導子極板AC・導子極板YDのマークバンドの色を赤もしくは青のいずれかに統一する等
「片手と片足」での治療の際,「出力1」「出力2」のいずれを選択すべきか?
「出力1」「出力2」の構造・機構および部品は同じであるためです。
ただし,「出力1」「出力2」の構成部品への負担を均等化するために,「出力1」「出力2」を偏りなく選択することを推奨します。
治療器・付属品の構造・機能等
MD21・MD11・エムエスディ
導子極板ACと導子極板YD/BDの役割は?
導子極板ACには身体に電子を供給する役割を,導子極板YD/BDには導子極板ACから電子を引き抜く役割を持たせています。体内に電子を効率的・効果的に導入するためには,異なる2種類の導子極板が必要です。
治療方法/治療に付随する事項
MD21・MD11・エムエスディ
適正な1回あたり治療時間・1日あたり治療回数は?
標準的な治療時間については取扱説明書をご覧ください【MD21取扱説明書,MD11取扱説明書,エムエスディ取扱説明書】。
最初から,1回あたり治療時間が長い,もしくは1日あたり治療回数が多い場合,だるさや倦怠感が生じることがあります。初めて治療する場合,1回あたりの治療時間を短時間(5分程度)とし,次第に増やすことで身体を慣らしてください。
動作不良/故障
MD21・MD11・エムエスディ
治療開始時もしくは治療中に電気的な刺激を感じた。
導子極板を装着してから治療を始めてください。
治療中,導子極板が身体から離れないよう装着してください。
治療中に導子極板を外す場合,電源スイッチを切った後に外してください。
導子極板から聞こえる音が小さい。
導子極板から聞こえる音は,電子が導子極板を通過する音です。この通過音は導子極板の劣化状況・湿度等,様々な要因によって変化しますが,治療器本体からの出力と音の大きさに相関関係はありません。また治療性能に直接影響するものでもありません。
治療器本体からの出力有無を疑われる場合,エナジーチェックで確認いただくようお願いします。
MD21・MD11
電源スイッチを入れても電源が入らない。表示部が点灯しない。
- 本体背面のAC/DCアダプタ用ソケットに,AC/DCアダプタコードのプラグを差し込んで接続する。
- AC/DCアダプタの電源コード用ソケットに,電源コードのコネクタを差し込んで接続する。
- AC/DCアダプタの電源コードのプラグを,電源コンセントに差し込んで接続する。
接続不良ランプが点滅しエラー音が鳴る。エラーコードが表示される。
エムエスディ
電源スイッチを入れても電源が入らない。表示部が点灯しない。
- 本体背面のAC/DCアダプタ用ソケットに,AC/DCアダプタコードのプラグを差し込んで接続する。
- AC/DCアダプタの電源コードのプラグを,電源コンセントに差し込んで接続する【取扱説明書 P12–13】。
表示部が点滅しエラー音が鳴る。
導子極板のプラグを本体のソケットに差し込んで接続してください【取扱説明書 P10】。
導子極板カバーをベルト内側(手首側)に装着してください【取扱説明書 P10】。
導子極板カバーをベルト外側に装着すると導子極板と手首が接触しなくなり,それを本体が「通電異常」と判断するため,30秒後にエラー音が鳴ります。
また,このような状態のまま使用すると,身体に帯電が生じることで電撃を受けるおそれがあります。
電源スイッチを切り,運転を停止した後に,導子極板を身体から外してください。
運転中に,電源スイッチを切らずに導子極板を身体から外すと,それを本体が「通電異常」と判断するため,30秒後にエラー音が鳴ります。
また,電源スイッチを切らずに導子極板を外すと,身体に帯電が生じることで電撃を受けるおそれがあります。
表示部のLEDランプ(電源を入れたときに青く点灯)が点滅し,通知音が鳴る。
導子極板や導子極板カバーもしくは導子極板が接触する身体部位が湿っている,または室内が多湿になると,電気が流れやすくなるため治療電流値が上昇し,治療電流値の最適範囲を逸脱することがあります。このような状態は,安全性には問題ないものの治療効果を減弱させます。
治療器は,このような状態を防ぐために運転を停止するとともに,LEDランプを点滅させ,通知音を鳴らします。
これらを十分に乾燥させたうえで治療してください。
汗を拭き取る等の方法で,接触する身体部位の湿りを取り除いたうえで治療してください。
エアコン・室内乾燥機等で多湿状態を改善したうえで治療してください。
付属品(導子極板・エナジーチェック等)
導子極板の耐用期間は?
導子極板ACの絶縁性被膜は使用に伴い次第に劣化します。社内耐久試験において,導子極板ACの絶縁性被膜は連続通電時間(連続使用時間)1,000時間程度で破損しました。また,室内の湿度や極板のお手入れ状況等によって劣化が速まることがあります。
以上の点および治療器を高い頻度で使用される顧客が多いこと,ならびに導子極板AC絶縁性被膜の過度の劣化が治療効果に及ぼす影響が大きいと考えられることから,1年ごとの交換を推奨することにしました。
以上とは別に,導子極板ACを含むすべての導子極板が破損した場合(ケーブル被覆の損傷,ケーブルの断線および導子極板プラグの破損等の場合),治療器を正常に使用できない,もしくは安全に治療できない原因になるため,速やかに新品に交換してください。
導子極板をエナジーチェックで点検しても「OK」が表示されない。
出力設定を「出力1 + 2」にした後,エナジーチェックで点検してください。
導子極板をエナジーチェックに挿入した後,導子極板から手を離してエナジーチェックを作動させてください。
エナジーチェックを水平な場所で作動させてください。
何度も続けて点検した場合,エナジーチェックが帯電し「OK」表示がされなくなることがあります。しばらく時間をおいた後,点検してください。
導子極板の劣化をエナジーチェックで確認できるか?
エナジーチェックで確認できることは次の2点です。
- 本体の出力有無―本体故障の有無
- ケーブルの導通―断線等によるケーブルの通電有無
なお,導子極板から聞こえる音の大きさは環境等によって異なるため,本体出力の判断基準にはなりません。
絶縁マットを使用しなければならないか?どのように使用すれば良いか?
絶縁マットを使用しなければ人体を覆う電界(電圧がかかっている空間)はできず,電位治療機能を発揮できません。そのため絶縁マットをご使用ください。一方で電位治療機能とは別の電子供給機能は,絶縁マット使用の影響を受けないと考えられます。
なお仰臥位や座位等,どのような姿勢で治療しても,治療時に絶縁マットの上に敷物等を敷いても,身体や敷物が絶縁マットからはみ出さない限り電界は生じると考えられため,これらに関する治療面の制約はありません。ただし,供給された電子の血液を介した体内循環を促進するという観点から,仰臥位での治療を推奨しています。
絶縁マットのお手入れ方法は?洗濯機で洗っても良いか?
絶縁マットの素材は洗濯機で洗えないわけではありませんが,水分が透過しにくい素材のため洗濯機が故障するそれがあります。そのため以下のお手入れ方法を推奨します。
- 柔らかい布で乾拭きする。
- 汚れが落ちにくい場合,布に中性洗剤を含ませて拭き,陰干しで十分に乾燥させる。